ミニミニ用語辞典

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名前 説明 登場作品
アイトーン
Aithon
太陽神ヘリオスが乗る金の馬車を引く馬の一頭。 翼のある馬で、名前は「燃えさかる」の意味。 「ギリシャ神話」
「ローマ神話」
『アヴェスター』 ゾロアスター教の聖典。ペルシャ神話の資料。 ザラシュトラ自身に書かれた部分はガーサー・アヴェスター語による17詩篇で、 その他の部分は新アヴェスター語で書かれている。今日に残る形になったのは9世紀頃。 原典の4分の1程度の内容だと言われている。「ヤスナ」(敬神書:祈祷文、教義)、 「ウィスプラド」(万霊書:礼拝文)、「ヤシュト」(ヤザタ神群に対する賛歌)、 「ウィデーウダード」(除魔法:祭礼規定)、「ホルダ・アヴェスター」(小賛歌)とその他の賛歌などに分けられる。 関連「ゾロアスター教」
アウズフムラ
(アウドフムラ)
Audhumbla,Audumla
神々が生まれる前、火と氷の出会いによって生まれた雌牛。 先に生まれた原始の霜の巨人ユミルに乳を与え、この雌牛が氷を舐めて削って最初の神ブーリを作った。 「北欧神話」
アクタイオン
Aktaion
太陽神ヘリオスが乗る金の馬車を引く馬の一頭。 翼のある馬で、名前は「光輝」の意味。 「ギリシャ神話」
「ローマ神話」
アケロン 冥界と人間界(現世)を分かつ川。三途の川と同義。 渡し守カロンがいる。 「ギリシャ神話」
アースガルド(アスガルド) 天界にあるアース神族の世界。 「北欧神話」
アストロペ Astrope 太陽神ヘリオスが乗る金の馬車を引く馬の一頭。 翼のある馬。 「ギリシャ神話」
「ローマ神話」
アーテシュ・バフラーム
アーテシュ・アードラン
アーテシュ・ダードガー
ゾロアスター教の「火の寺院」。 ~・バフラームが最高位の寺院で世界に十箇所しかない。 関連「ゾロアスター教」
ア・ドライグ・ゴッホ
Y Ddraig Goch
ウェールズ地方の伝説の中の赤いドラゴン。 翼のついた蛇の「ワイバーン」のタイプ。 スノード二ア山地に棲む赤と白のドラゴンの片割れで勝利した方で、 ウェールズ人たちの守護神だった。 白のドラゴンはグウィバー。 「ウェールズ民話」
「ケルト神話」
アムシャ・スプンタ
Amesha Spenta
「聖なる不死者」の意味。アフラ・マズダ直属の神(天使)団。 スプンタ・マンユ「最勝霊」、ウォフ・マナフ「善き思いの主」、 アシャ・ワヒシュタ「火と天則の主」、クシャスラ「望ましき支配の主」、 アールマティ「敬虔さの主」、ハルワート「健全さの主」、アムルタート「不死性の主」の7人。 「ペルシャ神話」
関連「ゾロアスター教」
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アリエス Aries 英雄イアソンがコルキスで得た金羊毛の羊。 巨大な身体に翼があり、空を飛ぶことができた。 「ギリシャ神話」
「ローマ神話」
アールヴヘイム
(アルフヘイム)
天界にある光の妖精の世界。 「北欧神話」
アールヴァク(アーヴァク)
Arvak,Aavak
太陽の女神ソールの乗る、空を駆ける馬車を引く馬の一頭。
名前は「早起き」の意味。もう一頭はアルスヴィド。
「北欧神話」
アルスヴィド
(アルスヴィデル)
Alsvid,Alswider
太陽の女神ソールの乗る、空を駆ける馬車を引く馬の一頭。
名前は「快速」の意味。もう一頭はアールヴァク。
「北欧神話」
アンカラゴン
Ancalagon the Black
モルゴスがアングバンドの地下で育てていた黒龍。 「ホビットの冒険」
「指輪物語」
イリン・クァディシン
Irin・Qaddisin
イリン(「見守る者」)と呼ばれる双子、クァディシン(「聖なる者」)と呼ばれる双子を指すの四人の天使を指す。 天の最高裁判所の審判団で、神をたたえる聖歌を常時歌っている。天使の階級では熾天使よりさらに上に置かれる。背丈はサンダルフォンに匹敵する。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
ヴァス
Vasus
インドラ神の8人の従者(天使or神)のこと。 アーディティヤ(アナラ:火)、アグニ(アニラ:風)、アンタリークシャ(アーパ:水)、 チャンドラ(ドルヴァ:北極星)、ディン(ソーマ:月)、ナクシャトラ(ダラ:地)、 プリティヴィー(プラバーサ:暁)、ヴァーユ(プらティユーシャ:光)。 「インド神話」
「リグ・ヴェーダ」
ヴァン神族
Vanir
戦闘的なアース神族に対して、平和的な神族だとされる。 神話に登場するのはニヨルドとその子供のフレイとフレイヤの双子のみ。 戦ったアース神族とヴァン神族の間で和睦のために交換された人質がニヨルド。 魔法に長けているともされ、ヴァナヘイムに住んでいる。 性に開放的で、血縁者同士の結婚を常識にしていた。 「北欧神話」
ヴァンパイア
Vampire
東ヨーロッパ諸国の伝承から来ていると思われる。 スラヴ語のヴァンピル(vampir)が語源らしい。 共通項としては、生き延びるために他人の血を吸っている分には不死、十字架、聖水、ニンニクが苦手。 倒す(殺す)には、心臓に木の杭を打ち込むことになっている。 「ヨーロッパ民話」
ウィル・オ・(ザ・)ウィスプ
Will O' The Wisp
裏道、荒野、沼地などに現れる鬼火のような精霊。 旅人を間違った方向に誘導したりする。 「イングランド民話」
ウロボロス
Uroboros,Ouroboros
古代のドラゴン。自分の尾を食べて永遠に成長し続けることから、 永遠と連続、破壊と再生の象徴でもある。
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運命の三女神
The Fates
モイライ(Moirai)と同義。 「ギリシャ神話」
オノゴロ島 イザナキとイザナミが天と地にかかっている天の浮き橋に立って、 浮遊する国土を天の沼矛(ぬぼこ)でかきまわしてできた最初の国土。 「古事記」
カーバンクル
Carbuncle
16世紀の南米探検で発見されたとする想像上の動物。 額に宝石がついていたらしい。 「アルゼンチン」(書名)
カパル
Chapalu,Capalu,Capalus
ウェールズの伝承やアーサー王伝説に登場する猫の怪物。 「ウェールズ民話」
「アーサー王伝説」
「カレワラ」 フィンランドの民族叙事詩。古と新がある。 -
キマイラ(キメラ)
Chimaira,Chimaera
前部と頭がライオン、胴体が山羊、後部が蛇の怪物とされる。 中世では「ありえないもの」の代名詞となった。 「ギリシャ神話」
キャット・シー
Cat sith
スコットランドの伝説に登場する猫の怪物。 胸に白いマークがあり、背中は弓形に反っている。 魔女の変身した姿とも言われていた。 「スコットランド民話」
キャット・フィッシュ
Cat-fish
上半身が猫で下半身が魚の混成怪物。 「中世ヨーロッパ民話」
麒麟
Kirin
一角獣で、中国神話に由来する。悪を罰する。 「日本神話」
クラーケン
Kraken
1、ノルウェーやスカンジナビア北部の伝承で伝わる海の怪物。 巨大な身体に生えた多くのひれや角で、船を海中に引きずり込む。 2、「指輪物語」の中のミドルアールのウツムノ王国で育てられた怪物のこと。 「ノルウェー(等)民話」
「指輪物語」
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クールマ
Kurma
創造神プラジャーパティが宇宙を作るために割った卵から出来た巨大な宇宙亀で、 甲羅の上側が天界の外縁、下が大地で、中は大気で満たされている。 「インド神話」
「ヒンドゥー教」
黒の書(マスハフ・リシュ)
-
ヤジディー教系の本。ペルシャ神話の資料。8世紀頃。 -
ケルピー
Kelpy,Kelpie
邪悪な水棲の怪物で、黒か灰色の馬の姿をしている。 人間に変身し、襲った人間を食べる。 「スコットランド民話」
ケルベロス
Kerberos,Cerberus
頭が3つ(もしくは50)あり、たてがみや数本ある尻尾が蛇になっている怪物犬。 冥界の入り口の番犬の役目を負っている。 「ギリシャ神話」
ケンタウロス
Kentauros,Centaur
人間の頭と胴、馬の後半身(首から下)を持つ混成動物。 親切で優しく知的、一方でケンカ好き、酒に弱いなどの性質だとされている。 ギリシャ神話では、ポロス、ケイロンなどの知的なものから、 ネッソス、エウリュトスなどの粗暴なケンタウロスも登場する。 中世の教会などでは弓をつがえた姿でよく描かれている。 人間の二面性の象徴とも言われている。 「ギリシャ神話」
「ヨーロッパ民話」
コカトリス
Cockatrice
バシリスク→バシリコック→コカトリスと名前が変わって来た混成動物。 雄ニワトリの頭部に人間の顔があり、雄ニワトリの首と足、黄色いドラゴンの体と翼に蛇の尻尾がついている。 北アフリカの砂漠に生息すると思われていた。 「中世ヨーロッパ民話」
「カンタベリー物語」チョーサー
「十二夜」シェークスピア
コボルト(コーボルト)
Cobalt,Cobolt,Kobold,Kobolt
1、鉱山の妖精、悪魔。 2、家事の妖精。しわくちゃの顔でとんがった服を着ている。 人間のやり残した仕事を夜の間に完成させたりもする。 「ドイツ民話」
サオシャント
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(ゾロアスター教において)アフラ・マズダ(オフルマズド)とアンラ・マンユ(アフリマン)の戦いの後に出現する救世主。 「ゾロアスター教」
サタンの堕天使伝承
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知恵と美しさを持つサタナエルがその高慢さから、 神になりかわろうとしたために、天使の意味を持つ「エル」を取られ、「サタン」となった。 「ユダヤ教」「キリスト教」
三清
Cobalt,Cobolt,Kobold,Kobolt
道教の神界「三清境(玉清境、上清境、太清境)」を統べる三神のこと。 一般には元始天尊、霊宝天尊、太上老君。 「隋書」(道教) 「道教」
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死海文書
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1947年にエルサレム近くのクムランで発見された11巻の羊皮紙の巻紙。 これらは紀元前1世紀頃に書かれていて、今まで知られていなかった旧約聖書関連の文書も含まれていた。 ユダヤ教とキリスト教を結ぶ物として研究が進められている。 「ユダヤ教」「キリスト教」
地獄の三天使
-
アフ(「怒り」)、ヘマハ(「憤怒」)、マシト(「破壊」)の三人の天使を指す。 地獄で偶像崇拝、近親相姦、殺人を犯した者を罰する。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
シームルグ
霊鳥。 「ペルシャ神話」
シャープラカーン
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ヤジディー教系の本。ペルシャ神話の資料。3世紀頃。 「ペルシャ神話」
スヴァルトアールヴヘイム
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地上界にある黒い妖精の世界。 「北欧神話」、「ゲルマン神話」
スキーズブラズニル
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光の妖精フレイの乗る船。ロキが小人に作らせた。 「北欧神話」、「ゲルマン神話」
ステュクス
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冥界と人間界(現世)を分かつ川。三途の川と同義。 「ギリシャ神話」
ソぺリエル・ヤーウェ
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ソぺリエル・メハイェとソぺリエル・メルトの二人を指す。生者と死者のすべてを記録する。 王の衣装と冠を身に着けていて、口から炎と稲妻を吐く。リクビエル・ヤーウェに従い、アズボガ・ヤーウェを従える。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
スレイプニル
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主神オーディンの乗る神馬。8本の足を持ち、空も駈ける。 「所有物」(アトリビュート)の一つ。 「北欧神話」、「ゲルマン神話」
タルタロス
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ギリシャ神話での地獄。ハデスが治める領域。 「ギリシャ神話」
タングニョスト(タングリスニル)
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雷神トールの乗る戦車を引く二頭の黒山羊。 「北欧神話」、「ゲルマン神話」
モンスの天使
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1914年、第一次世界大戦中、ベルギーのモンスでイギリス=フランス軍とドイツ軍の戦いの最中、 甲冑を身に着け馬にまたがった兵士軍(=天使?)が両軍の間に現れた事件。 事件
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